FOOD Post byDr.Emiko-Jan 8, 2014
[Vol.05]コラーゲンは食事から摂れる?

鍋物が美味しい季節ですね。ときどき、「昨晩コラーゲンたっぷりのお鍋を食べたおかげで、お肌の調子が良いんです」という話を聞きます。そう思いたい気持ちはわかるのですが、医学的に考えると残念ながら「気のせい」なんですね。

さて、コラーゲンというとお肌に欠かせないイメージですよね。実際、お肌の下の層、真皮のおよそ70%はコラーゲンでできていて、お肌のハリや弾力を保っています。皮膚だけではなく、骨や血管、内臓、髪などあらゆるところに含まれていて、細胞と細胞をつなぐ大切な役割を果たしています。私たちの体にとって欠かせないものですが、コラーゲンを摂取した分だけコラーゲンが増えるというわけではありません。

コラーゲンはたんぱく質の一種で、食材で言うと鶏の手羽や皮、牛すじ、魚などに多く含まれています。食事で摂取した場合、まずアミノ酸に分解されてから体内に吸収され、そのうちのいくらかが再度コラーゲンに合成されます。どれだけコラーゲンに合成されるかわからないこと、また体内ではコラーゲンを必要とする箇所がたくさんありますから、すべてお肌のコラーゲンになるとは限らないため、コラーゲンを食べた翌日に効果を感じることはないと考えられます。

「コラーゲンが含まれているから」ということではなく、普段の食事でたんぱく質をしっかり摂り、もちろん他の食材もバランス良く食べることが、お肌にとっても、体にとってもうれしい食事だということを、覚えておきたいですね。

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